葬儀までにやること

葬儀の形式と規模を理解する

葬儀の形式と規模を理解するの写真

かつては立派な葬儀を行うことが理想とされていましたが、現在では故人や遺族の意向を反映した葬儀や、昔ながらの風習など、さまざまな形式の葬儀が行われています。どのような葬儀を行うかを考える上で、葬儀の種類を知ることが必要になってきます。例えば、葬儀で喪主を務める場合、親族との話し合いや葬儀社との打ち合わせの中で、どのような葬儀を考えているのかを早い段階で聞かれることになります。そこから葬儀のイロハを学ぶこともできますが、事前に少しでも知識があるのとないのとでは、葬儀の安心感が違いますので、この機会に情報収集の一環としてご一読いただければと思います。

葬儀の形式を決める際に、最も重要な基準となるのが「費用」です。いざ、葬儀の準備を始めると、「小規模で済ませたい」と考える方も多いのではないでしょうか。従来の葬儀に比べ、現在の葬儀は小規模に行われることが多いようです。一般的な葬儀は50~100人程度が参列しますが、現在の小規模葬は30人未満で行われることが多いようです。小規模な葬儀では、どのような形式が考えられるのでしょうか。ここでは、小規模葬の形式について、一般葬との違いや流れ、人数、金額などを紹介したいと思います。

一般的な「葬儀」一般葬

一般葬とは、一般市民を含めた伝統的な葬儀のことです。最も身近な葬儀であり、多くの人が集まるため、大規模な葬儀となります。そのため、交友関係が広い方や、盛大に葬儀を行いたい方に向いています。一般葬の流れは、"死亡→通夜→告別式→火葬→七日法要→お骨上げ"です。その他、参列していただいた方への「会葬御礼」、「通夜振る舞い」、「法要」、「供養」、「料理」等の費用が発生します。

家族を中心とした「葬儀」~家族葬

家族葬は、近年人気のある葬儀スタイルのひとつです。基本的に家族葬は、近親者10~30名程度で行い、親しい知人や友人以外は参列しません。身内だけで静かに見送りたい方、高齢で招待する人が少ない方、規模は小さくてもきちんとした式を挙げたい方などに適した葬儀形態です。ごく親しい友人、家族、近親者のみの葬儀です。そのため、参列者の人数は少なく、顔見知りの方も多いので、少人数でも気兼ねなく行うことができます。このタイプの葬儀のメリットは、親しい人たちと一緒に葬儀を行うため、知らない人への挨拶の負担が軽減されることです。このタイプの葬儀のデメリットは、参列できない人が家に来た場合、別途対応する必要があることです。

通夜を行わない「葬儀」一日葬

一日葬とは、通夜を行わず、告別式と火葬を一日で行う比較的新しい葬儀のことです。親族を中心に小規模で行われます。このタイプの葬儀は、式はしっかり行いたいが、葬儀に参列する人の時間的・経済的負担を軽減したい場合に適しています。このタイプの葬儀のメリットは、通夜を行わない分、会場の費用を抑えられることです。デメリットは、通夜が省略されるため、告別式に参列できない人が出てくる可能性があることです。

火葬のみの「葬儀」直葬(火葬式)

通夜や告別式は行わず、火葬のみを行うタイプの葬儀です。火葬式とも呼ばれ、親族のみの少人数で行われます。葬儀の規模が小さいほど、費用は安くなります。必要最低限で行えるため、非常にコンパクトに行うことができ、時間や費用がかからないというメリットがありますが、住職とのトラブルが起こる可能性があるというデメリットがあります。また、通夜・告別式がないため、参列できなかった人たちから不満が出る可能性がある葬儀です。